最近、銀行入金を任せられる位置にはなっている。
今日1人でやってみてくれ、と声をかけられた。
前回教えてもらっているはずなのだが、レジに向かう道中もまるで思い出せない。
いざその場に立てば思い出せるだろう、と思いながら歩みを進めている。
レジの前に立った。
もう何をやるのかがわからない。
自分は今何をしようとしてるのか、だけは大まかに分かるのだが、手段が1つも選べない。
このように自分は何事も毎回初めて見た気持ちで向き合うハメになる。
ほんとに記憶からなにもかもが抜け落ちる。
ちょっとかすってる景色も自信がなく、それがいつの場面なのか思い出せない。
だからいつもメモを見る。
メモをしないで出来ちゃう人ってどうなってるんだろ。
それに憧れて、メモをしない時期もあったが、何も出来ないままなだけで困った。
ノートを書かないのにテストの点数がめちゃいいやつ。
あれが社会に出てから、メモも書かないのに仕事できるやつになるのだろう。
逆にノートは過去の自分が教科書を作ってくれている感覚、だから未来の自分が読み返せるように。と言ってくれた先生がいた気がする。
メモもまったく同じだ。
さらにテストと違うのは見ながらやっていいのだ。
しかし今回ばかりはメモも記されていなかった。
その後もテンパり続け、改めて説明を受ける。
説明を受けても、わからないで懇々と説明をされてまた困惑。
もう頭の整理がまったくつかない。
その後、1人で銀行に行く。
両替機なんてなかなか扱わない。ひと通りは教わったが、何か起きるともうわからない。
一万円札を棒金と言う、例えば100円玉が50枚まとまったやつ、にして来いというミッションだった。
100円玉が素のまま50枚出てきて、また唖然とした。
後ろには並んでる人もたくさんいたので、慌てて小銭を回収する。
戻ったら怒られるかなぁなんて思っていたが、事なきを得た。
その後、今日やった流れを改めてメモした。
メモをして整理はついたから次はやれるだろう。
物事が終わってもまだテンパって冷静にならない頭、ボヤッとしたまんまで頭が晴れなかった。