中敷きがズレてくような日々

煩悩、戯言の半径30cm

人の興味のないことを振り向かすってこんなむずいのか


後輩にフジロック1人で行くんですか?と言われた。

俺は今年8年ぶりにフジロックに行く。前回も1人で前夜祭から5日間、ほとんど会話などなく終わった。

「うん、1人だよ」
「誰か誘おうとかなかったんですか?」

フジロックなんて新潟の山奥まで行かなあかんし、泊まりもせなあかん。お金もかなりかかる。チケット代だけでも。3日間なら49500もした。そんなの誰も誘えないと思ってた。

「ハードル高くない?」
後輩から
「サッカーの試合誘う方がハードル高いですよ」と言われた。

結構唖然とした。

音楽の職場で働いてるからたしかにフジロックに興味ある人は多いとは言え、でもほら俺らみんなアルバイトだろ?しかも都の最低時給で働いてるのも皆承知やん?高いと無理やん。と思っていた。

かたやJリーグは日帰り出来るわ、チケット代も2000〜3000円で済むわ、しっかり90分で終わるわ。これにハードルの高さを感じたことはなかった。

でもたしかに毎度誘う人に苦労している。

HUBで少し飲みながら観る。それだけでも苦労している。

結局僕は高校からの同級生と一緒に行く。
彼も同じ悩みを抱えていて、この面においては利害が一致している。

しかし彼の予定が合わないと毎度彼女を連れ出す。
彼女はサッカーにさほど興味はない。

1人で行くことに昔は慣れていたのだが、最近はもうそんなこともなく、贔屓にしている甲府かガンバの試合でなければ辞めてしまうことが多い。

人が興味のないことを振り向かすってこんなにもむずいのかと思う。
しっかりJリーグの客が減ってるのもとても分かる気がする。
無料券まくってどうにか頑張ろうとしているのも。それがいいか悪いかは置いておいて。

にしてもフジロックに誰かを誘うのはなかなか難しいと思う。

そんなのを許諾してくれるほど人は俺に対して信頼をしていないと思う。

車とか運転できるようであれば話は変わるんやけどな。


タイムテーブルが今日出て自分なりの観たいものを組んでみた。
ロックンロールが足りないんじゃボケぇぇ!!と言う気持ちになった。
やはり最近のヒップホップ流行、ソロアーティストが隆盛する時代はもう飽き飽きだ。

大体この後にバンドが隆盛していくのがこれまでの音楽の流れなんだけども。

誰でも曲を作れる。表現できる。1人でできる。
時代の変化がそうさせてるようにも思えて、もう戻らないのかもしれないと思う。

バンドがもっと出てこい!人と人がぶつかりあって泥臭いものを見せてくれよ!
弱いものぶってイキってる、それが正義の世界線のヒップホップはおもんないねん!そんな世の中辛いねん!

フジロックもなんならサマソニもそんな時代の流れに逆らえないようなメンツで俺は辛い。

せいぜい俺の精神衛生上、バースデーが無理やからクロマニヨンズはいて欲しかったな。。。

こんな感じで俺をヒップホップに興味を振り向かそう思うたらかなりむずいぞ!というのを自分も持っているので、Jリーグに振り向かすのが辛いのはまた少し分からんでもない。

当日になれば素直に楽しんでるのだろうと期待する。

あとシンプルにキャンプの準備するのだるいなぁ。