中敷きがズレてくような日々

煩悩、戯言の半径30cm

おうむ返しっておもしろ便利よね

おうむ返しって面白いなと思う。

自分自身は日常会話、飲み会などで多用してしまう。
それは単純に頭が機能してない、回転が遅いというのもある。全然次の言葉が出てこないのでそのまま返してしまうことが多い。

ただ面白いなと思うのはそれでも成立してしまうところだ。

おうむ返しの素養にはマーキングの意味がこもっている。
空気に流れそうな衝撃的なひと言もおうむ返しをすればマーキングし直され、皆がそこのおもしろさに気づいて笑いが起きる。

なんなら大したことないものでも、おうむ返しのフックアップの質次第では笑いになる。

ポケモンカードとワンピースのカードとデュエマのカードを集めてる」と言われた時に「ワンピースカード!?」と言うだけで成り立つ。

さらにおうむ返しの強弱によって認識も変わる。リズムやおもしろさの種類も少し変わるのもおもしろい。

霜降り明星のラジオで粗品もよく多用するイメージだがあれは話の邪魔にならないようになぞりなおしをしている。
それに気づいたよ的な笑いも含んでいるので小声の低いテンポで言われると自分だけが気づくおもしろさという機能もある。

面白い基準で書いてしまっているが、日常会話で会話を続けるためにも非常に有効でおうむ返しすると比較的にその話題について相手が自ら話してくれる。話を一歩進めてくれる役割も担っている。

もし話してもらえなくても、自分がその部分に引っかかったという意思表示はすでに出来ているのでそれについてそのまま聞いてしまえばいい。

相手を深く掘ることも可能になるとても優良会話ツールである。

行為自体は楽ではあるが、それをするだけで断然に違う。

なかなか便利な上に人によって引っかかる部分は違くて、それすらもおもしろがれるし、その人の性格も見える、逆に見せることもできる。


今日の飲み会ではそれを多用しまくっていた。

ありがとう、おうむ返し。