千原兄弟のオールナイトニッポンを聴いた
今週のオールナイトニッポンはお笑いラジオスターウィーク。ラインナップが壮観でぞくぞくする。
昨夜、千原兄弟のオールナイトニッポンを聴いていた。
そこで「蝶」と「蛾」の話をしていた。
もちろん全てのってことではないが、
蝶は止まっているとき、羽を畳んでいる。
蛾は羽を開きっぱなしなのだと言う。
それをせいじの息子から聞いたジュニアが人も「蝶」と「蛾」があるなぁと言う。
ご飯屋さん入ってドアを閉めないでそのまま席に着く人
マジックを使ってキャップしない人
言い方は悪いけど、「蛾」やんと思うと。
その後、2人が例を言い合っていた。
ジュニア
「もちろん自分も「蛾」のときもある、けど、「蝶」でありたいなと思うよな。」
ジュニアのこういう教養から自分の視点を加えて、発想力で日常に落とし込むというようなトークにはこれこれ!となる気持ちがある。トークの手法を全面に出しながらする人は他の芸人にいないと思うし、オリジナリティに惹かれる。
またこの時のせいじもこういう話の聞き役として1番適してるなと思えたことがすごく驚いた。ジュニアが新しい価値観をポンっと出し始めたときの相槌がすごくいい。
「ほうほうほう、えぁ?ほおほうほうほう!」の温度。
ニュアンスで「お、なんか言い出したぞ?」というようなところを、聞いてるこちらと同じ温度を示してくれると同時に「ジュニアがこの後なにを言うのだろう!?」と思わせるような相槌。そして理解したときの大きなリアクション。
ここがすごく気持ちがよかった。
またこの相槌によって、わざとハードルを少しだけ上げているように思えるし、そのハードルをジュニアは軽々としっかり超えてくるし、その後のジュニアの発言がより際立っているように気がした。
そしてその後、同じテンションで例題を出し合えることも大きい。
ガサツガサツと言われてるがガサツなのは人間関係に踏み入る時が主であって、それ以外の部分は繊細な感覚は持ちあわせていて、しっかりジュニアと同じ景色を見えていることが、やっぱ兄弟だなと思うと同時にどこか凄みを感じた。
あまりにも高尚に思えて、耳に残したくて、出勤する前も聞いていた。
今日、職場で振り返ったタイミングで先輩にひじ打ちを食らわしてしまった。
すぐ謝ったが、全く怒ってもいなかった。10秒後くらいにぶつけた場所が顔面だったことに気がついた。あまりに怒っていなかったのでしばらく気がつかなかった。
「蛾」をやってしまったなぁ…。
蛾のように羽を広げたまんまだったな。
帰り道、また同じところを繰り返し再生していた。