中敷きがズレてくような日々

煩悩、戯言の半径30cm

お笑いOB感


後輩の子とお笑いライブを観に行くのが楽しい。
19時半に退勤して渋谷に行き、20時に待ち合わせて21時からの開演までコンビニで買ったお酒を飲みながらお笑いの話をする。22時に終わってご飯行って感想を軽く話しながら帰る。
都内に住んでいて、都心で働いてるからこそ出来ることだ。

彼女は大学生で周りが好きな子が多く、最近のお笑いブームの流れに乗ってどんどん興味が出てきていると言っていた。
お笑いが流行る世の中はいい世の中だと信じすぎているので今の流れは個人的に嬉しい。

そういう子と話しているときに今のお笑いよりは少し前の世代のもの、2010年までの旧M1グランプリの頃の芸人が好きな傾向にある自分はどうしてもお笑いOB感が出てしまう。

オンバト+が終わってからネタ番組がひとつもなくなったあの時代の話をしてしまっていた。

そのOB感がよくないなと思うときが多々あるが、許してほしいと思いながら話を続けてしまうところに性分オタクの面が出ていた。

調べてみたら2014年4月〜2016年4月までの2年間の話だ。そりゃあもうだいぶ前の話となっている。その子が中学生くらいの話だと思うとゾッとする。

その子からしたらナイナイやキャイ〜ンあたりの芸歴30年戦士の人々の番組が今ことごとく終わっていってる流れの話など興味があるわけないのだ。

こうやって年を重ねていくのだなと思いながら、いま自分は良い思いをさせてもらっている状況にいると思った。
今のお笑いに触れられていて、大変おもしろく助かっている。

その子も就職で来春には金沢に行くことが決まっている。
生でのお笑いを観る機会はどうしても減ると思うので、それまでは良さげなお笑いライブをなるべく一緒に行こうかと思う。