hair hair hair
周りに気を遣ってしまう性格が高じて、立場は少し上がってもレジや通販業務という連携を取る必要がある場所に配置されることが多い。
逆に査定は気にすることが人よりも増えてしまい、スピードが上がらないために入れられる回数が極端に少ない。
たしかにそこまで楽しさを見出していなくて、苦手分野だったことも確か。
何のCDがレコードがどれだけ高いかなんて正直どうでも良いという気持ちが強く、前向きに取り組めなかったのもある。
手に入らないものはどうだっていい。10000円以上払って聴きたい音楽などない。
とてもロマンがない考えだなと思うのであまりよろしくないと思い出している。
個人的には500円くらいまでで買える掘り出し物が大好きで、リスナーとしてもそんな聴き方をしてしまう。
そんなメンタルでやっていたら見事に入る回数が減ってきていた。
今日久しぶりに入った査定。
何をやりたいとかもないので、いつも店やみんなのこと考えて、やりきれそうなものをやる。
するとクラシックのCDばっかりの箱に当たる率が高く、知識なども付くわけもなくその日暮らしで査定を終える。
よって『商品力(知識)がない』というレッテルを貼られることになる。
聴いてるバンドの数とかは他の人よりも下手したら全然多い可能性があるが、安いものをいくら知っていてもそんなものは評価には値しないのだ。
さすがにそろそろ脱却したくなってきて、査定の内容を見て自分の興味のありそうな内容も良さそうなものを探す、といういつもならやらない行動に出てみた。
14箱ある査定がどうやら1960後半〜1970年くらいのPSYCHEやSOFT ROCKがたくさん入っていそうだった。
期限は少し先だが、これを直談判して始めることにした。こういう少しのことだが、「一歩踏み出したな!」という気持ちでやっている。
1枚打ってみるとここ何年も入荷していないPSYCHEバンドのレコード。
いやぁー、すごいね。値入れには後々見つかったとき文句を言われないように程よいラインを探って設定。
次はhairというレコード。
どうやらサウンドトラックのようだ。
隣にあるプレーヤーで聴いてみる。結構良さそうだ。でもあまりにも実績が弱いので出し値を1000円行かないところで設定。
次もhair。
同じサントラか。なるほど、ロックミュージカルの映画なのか。ベトナム反戦とかヒッピーとかそういうのが舞台なのね。
でもこれはやたら安いなぁ。まぁ一旦これは600円くらいにしておくか。
次もhair。え。
その次もhair。その次もhair。その次はHAARE。
出しても出してもその映画のサウンドトラックばかりが出てくる。
しかも全部ジャケットが違くて、発売されている国も違う。そしてどれも安い。
その次を出せばELECTRIC HAIR。
おいおいおい!HAIR案件ばっかりやないか!選んでやってもこれなんかい!!!
途方に暮れて、一回休憩を取った。
hair地獄を抜けたらしっかり面白いバンドが多かった。必要以上に試聴をした。
なんだか楽しかったな。
明日以降も出来るだけ自分の手で進められたらなぁ。
以下、収穫
The Moon『Without Earth』
https://youtube.com/playlist?list=PLFAE25F834B99A2E4
The Matchmakers『Bubblegum-A-Gogo』
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nhIzWmSzy_wQDQiYLa8wy86xp-pNtia-w
The Honeybus『I Can't Let Maggie Go』
https://youtu.be/ih4zwp-0GeQ