中敷きがズレてくような日々

煩悩、戯言の半径30cm

コロナ1日目

昨夜から少しだるさを感じて早めの就寝をしていた。

目が覚めたとき、一旦は「あ、大丈夫だ」と思った。

しかし次第に具合が悪くなっていく。

この日は浦和レッズvsパリサンジェルマンを観に行く予定の日。

熱を測れば37.6。うわぁ、これ解熱してどうにか出来んかなと思った。

とりあえず顔を洗って、うがい。

父親が持っていた検査キットを使う。

うがい後は30分おいてから使えとのことなのでじっと待つ。

待つ間に暇なのでもう一度、熱を測ってみたら38.7

たった30分足らずで1度上がるのはただものじゃあない。

検査キットは15分で結果が出るらしいが開始1分で即陽性の反応が。

あと1日逃げきれなかった。と思った。

もう一生にないかもしれない生メッシの機会。それよりもヴェラッティが観たかったのだが、彼こそスターではなく黒子扱いの選手なので来日するタイミングがもうないだろう。

悔しい思いを抱えながら一緒に行く予定だった友達に連絡。

他にも俺の代わりに誘えそうな友達がいることに安堵。

「最近いい思いをしすぎていたからそろそろバチ的なのは来るはずだった」

「俺が行けなくなったおかげで誰かが幸せになっているならそれでいい」

などどこで手に入れたかわからない持ち前の仏教精神ですでに切り替えていた。

 


昼間はそこから何もする気が起きないのでひたすら寝てみたが、この時間がとても苦しく何度も目覚める。

 


起き上がって熱を測ると39.8度に。

 


さすがにつらくてイブでごまかす。

 


イブが効いてくると元気になってきた。

 


昼間は差し入れのシュークリームも胃に入らず半分残したのに、夜はそうめんとさつまいもをずるパク。

 


心配も含めてか数人電話をかけてくれた。

職場への報告も距離の近い社員さんが出てくれたので「今日は生のメッシ観る予定だったんですよ〜!くそー」などと言えたりして、誰かと電話している間はとても楽しかった。

 


現地に行ってた別の友だちとも久々に電話。浦和美園から埼スタの道でほぼ生中継。

電話切った後も現地の動画が送られてきてワクワクした。

 


paraviでしっかり浦和vsパリサンジェルマンを観る。

 


ヴェラッティが前半45分のみの出場だったものの明らかに異次元のプレーを見せていて、誰が観てもこの中で1番すごいって言えるような働きだった。

 


守備での貢献度も高くて、ゴールにつながるパスも出せて、ボールも取られないキープ力もあって、ほんと何人いるんだろうと思わせるようなプレー。

でも実際は1人しかいないわけで、きっと力の出しどころが分かってて、どこかでサボっているから大事な場面で顔を出せるとかがある。

それは画面の画角では映らないところでの話なので、こういう選手こそ生で観たかったんだよな、と強く思った。

 


サッカーに熱くなれる間はとても元気だと思った。趣味人間でとてもよかった。

 


夜はラジオを聴いたり、

夜中には愛してやまないバンドRazorlightのオリジナルメンバー復活してからのライブを発見して興奮しっぱなし。

懐かしの曲に触れながら寝落ち。

 


寝落ち出来るほどの体力はあった。